第13回 高校生の建築甲子園 優勝
      「奇跡の村の玄関。~村民と子供たちとの暮らし方~」
                           建築工学科 3年

同時に第53回 富山県建築文化賞特別賞を受賞
全国の高校生が建築のアイデアを競う「第13回 高校生の建築甲子園」で建築工学科3年のチームが優勝した。建築工学科の生徒が建築甲子園での優勝は5年ぶり3度目となった。
建築甲子園とは、建築教育課程を設置する高等学校や高等専門学校の生徒・学生を対象に、公益社団法人日本建築士会連合会と都道府県建築士会が主催する建築設計のコンテスト。各都道府県の地区予選を勝ち抜いた作品がアイデアや作品の内容を競い合う。13回目をむかえた今回の課題テーマは「地域のくらし・これからの地区センター」の設計であった。優勝メンバーである建築工学科3年生5名は、先日県庁を表敬訪問し、富山県知事に全国優勝の喜びと作品内容を報告した。今回の作品の計画地である舟橋村村長や村役場の方々にも喜びを報告させていただき、これからの村の未来像について村長と懇談した。
全国に賞賛された優勝作品は、北陸3県で唯一残る全国最小の村が舞台。子どもの人口割合日本一を達成し「奇跡の村」と呼ばれている舟橋村の駅に、子育て世代の支援や村民の共助や互助を促進させる「コロナ時代に必要な新しい地区センター」を誕生させる提案をおこなった。立山連峰の雪解け水や自然を引き込んだ小川や、寺子屋などの放課後の学童システムや、母親たちが楽しく語り合うフリーマーケットスペースの設置など、生徒が考えた実現可能な温かい仕掛けを数多く提案した。

受賞した生徒より
「奇跡の村の玄関」と名付けた作品の内容は、北陸3県で唯一残る全国最小の村が達成した「子供の割合日本一」という第一の奇跡を、地区センターの活躍で「コロナに負けない子供たちに育てる」という第二の奇跡につなげることを最大の目標にした計画案です。老朽化した無人駅のホームに沿って、新しい地区センターを配置するとともに、既存の駅舎全体を最小限のリニューアルと新しい運用方法で地区センターと同化させ、駅と地区センターが一体利用できる計画案です。コロナ時代に突入して、私たちの暮らしの中では、さまざまな問題の解決が求められています。私たちは、子供と村民の生活を助けることができるコロナ時代に必要な地区センターの誕生を目指しました。この地区センターのおかげで、私たちの暮らしが少しでも幸せに近づくことを願いました。私たちは、今後も、作品づくりを通して、得られる知識や経験を積み重ね、勉学にはげみ、努力を続けていきたいと思っています。

プレゼンテーションボード

受賞生徒

プレゼンテーション(日本語版)

Presentation(English Ver.)

2023年2月23日に BSよしもと「ワシんとこ・ポスト」でも紹介されました。