ジャパン マイコンカ―ラリー2023 全国大会
   電子機械工学科3年 土肥昂太くん(機体名 サイクロン) Advanced Class で優勝

電子機械工学科3年の土肥昂太くんがジャパンマイコンカ―ラリー2023全国大会Advance Class で優勝しました。マイコンカーラリーは、実行委員会承認のマイコンボードを搭載した完全自走式マシンで、規定コースの白線を読み取りながら自動運転によって走行し、タイムを競う競技。マシン(マイコンカー)は、参加者自身が回路や車体を製作し、プログラムを作成した完全自走式マシンを使用する。ラジコンカーに似ているが、車体のコントロール方法は全く違う。ラジコンカーは人間がコントローラーで操縦するのに対し、マイコンカーは選手自身がプログラムを作り、マイコンにプログラムを書き込むことで、マイコンカーは自動でコースを走行する。どのようなプログラムを作るかが、選手の腕の見せ所。Advanced Classは、マシンの製作に大きな制限はなく、カスタマイズ性が高いため、製作者の知識と腕が試される。

土肥昂太くんのコメント
一日目は、予選コースの試走2回と予選1回目が行われました。試走1回目はいきなりコースアウトで少し焦りました。設定を変更することで試走2回目は、完走することができました。予選1回目は、暫定3位という結果でした。二日目は、予選2回目と決勝トーナメントが行われました。予選2回目は、前日の結果をもとにプログラムを調整したので、よいタイムが出て予選2位で決勝トーナメントに進みました。決勝のコースは当日発表なのですが、前日のうちにどんなコースになるかを予想し、対策プログラムを作成して臨みました。決勝トーナメント1、2回戦は、予選を上位で通過していた選手のほとんどがコースアウトして敗退していくなかでベスト8に進むことができました。その後順調に勝ち進み決勝戦も落ち着いて機体の整備を行い、優勝することができました。勝因は、前日のうちにコースを想定しプログラムを組み直すことでどのようなコースでも安定して走れるようになったことだと思います。新型コロナウイルス感染症の影響で多くの大会が中止となり、高校3年間を通してあまり大会に出場できませんでしたが、高校生活最後の大会で全国優勝という結果を残せました。それは、大会がなくても日々技術を磨いてきたからだと思います。